春のヒナちゃんたち無事全員巣上げになりました!
春の第一弾のヒナちゃんたち全員
(今回は全部で11羽が孵りました)が巣上げになり、
ちょっぴり寂しい、ちょっぴり静かな まむきょん家のオカメファミリー。
エメペアは若いせいか、次の交尾を始め、既に卵1個、生まれました。
それは置いておいて・・(笑)
カキカキタイムはリラックスタイム
換羽の時期でもあり、羽がよく抜けます。カルシウム(牡蠣殻)と
ビタミンを混ぜたものをお皿に入れ、与えています。
卵を産み、季節の変わり目、及び、ヒナを育てたときの疲れなどで、
女の子は特に、体力を消耗しています。
放鳥時はやはりリラックスして羽繕いに余念がありません。
飼い主にカキカキ要求したり一人でカキカキも当然ですが、
時々、ペアでグルーミングをしています。
これが、とってもラブラブでとっても可愛いのです。(^^)
相互羽繕い(そうごはづくろい)とは
鳥類の学術的な用語では「相互羽繕い(そうごはづくろい)」と言います。
オカメインコだけではなく、その他の鳥さんでもともと群れで生活している鳥さんは
ペットも野鳥も、2羽でお互いに羽繕いをし合います。
この相互羽繕いをする理由ですが、大きく分けて2つあります。
①衛生的観点からの相互羽繕い
これは群れで生活する種類の鳥に当てはまることですが、グループで行動を共にする鳥さんが他の鳥さんの
体についている汚れや寄生虫を取ってあげる、または予防することがあげられます。
おサルさんががお互いにノミを取り合っているのを見たことがありますか?
それと同じことなんだそうです。
鳥さんの場合、自分でも羽繕いはしますが、
どうしても頭や首の後ろは自分では届きにくい為、他の相手にやってもらった方がいいんですよね。
先日、まだ巣箱から出たばかりのヒナちゃんの羽繕いも
みっく&ここちゃんは一生懸命にやっていました。(^^)
親鳥は餌を吐き下してヒナちゃんに与えるため、そばにいる他のヒナちゃんの
頭にこぼれてきたり目にかかったりすると、病気の原因になったりもします。
羽が生えてくるときに出るストローのような筒(うしょうと言います)を抜くときも
変な虫や菌がいないかな?とチェックしています。
群れで暮らす種類の鳥さんにとっては、すぐそばにいる仲間が
ダニなどの寄生虫を持っていたら、自分にも被害が及びます。
そんなことになったら、群れは全滅するかもしれません。
それを防ぐためにお互いを羽繕いし合っているのです。
②『愛情』→精神的観点からの相互羽繕い
もうひとつの理由、お互いを羽繕いし合う目的は「パートナー関係を保つため」です。
集団で生活する種類の鳥は、社会的です。
この場合の社会的の意味は お互いのことを思い合って、集団の中で上手く生活するということです。
そんな鳥たちは、パートナーを見つけると「つがい」となって生活します。
鳥のつがいの相互羽繕いは人間の愛情表現に近いように感じます。
鳥さんも怒りや恐怖、(野鳥などはいつも身の危険と隣り合わせですしね。
たとえ室内でも、特にオカメインコは雷や、外の車の音などでも
オカメパニックを起こしたり、何かとストレスに感じることが多いです。
そういう時、
ヒナを協力して育てているパートナーと体を寄せ合ったり、
羽繕いし始めることがあるというのが研究によって確認されているそうです。
つまりパートナーから羽繕いされると、精神的に満たされたり、安心したりするということなのです。
つがいではない場合も、
飼い主をパートナーと認識しているインコが「カキカキしてー」と肩に乗ってきたり、指の間に
頭をうずめてきたり。
それを優しくカキカキしてあげると目をつぶって気持ちよさそうにするのは
こういう理由からだったのですね。
まむきょんが泣いていたとき、ルチノー♀りんごは
ずっと肩に乗って、涙を舐めてくれました。
人間に対しても、感情で寄り添ってくれるのです。
群れの仲間と認めてもらえたようなものですね。(^^)
まとめ
今回はインコがお互いを羽繕いする理由についてのお話でした。
相手の体をきれいにすることと、精神的にやすらぎを与える愛情表現という理由だったのですね。
群れで生活をする鳥さんたちも、人間と同じで、夫婦愛、家族愛、仲間愛と、
とっても愛情深い生き物なのだと改めて思いました。
カキカキ(相互羽繕い)は愛情表現!お互いを思いやる気持ちだったのです。
ラブラブなオカメインコの動画はこちら(^^)↓