前回、卵の殻から出られないヒナちゃんの脱出を手伝ったことを
お伝えしましたが、
同じ時期のヒナちゃんで、
ノーマル♂みっくとWFシナモン♀ここちゃんのヒナちゃん4羽のうちの
3号のルチノー♀が、突然落鳥してしまいました。
上記の写真の、親鳥(ここちゃん)の羽の横、手前の子です。
ノーマルとWFシナモンのペアですが、
この子たち(親鳥)は遺伝で他の種類(スプリット)を持っているので
時々、ルチノーが生まれます。
今回は合計14個の卵を産み
1個が中止卵、以外はすべて孵り、
13羽のヒナちゃんが成長していました。
先に生まれた3家族の 上のヒナちゃん
エメラルドペア 5羽のうちの3羽、
ルチノーペア 4羽のうちの2羽、
ノーマル&WFシナモン 4羽のうちの2羽
は、既に巣上げしていたので、
下の子たちはみんな十分に餌をもらえ、
すくすくと成長中で毎日、ジャージャーという鳴き声で
にぎやかでした。
原因がわからなかったので、とてもショックで
ご報告が遅れました。
ブログもなかなか書けないくらいの状態です・・。
前日の夜、いつものように、巣箱のお掃除をして、ヒナ達の体重を測り、
怪我をしていないか、ちゃんとそのうに餌がたくさんはいっているか?など
チェックをして、全く問題もなく、とっても元気でした。
予定ではあと2日ほどで巣上げの予定。
そして、翌朝、また巣箱のお掃除の時、巣箱を開けたら
あおむけになっていたのです・・
もうびっくりです。何が起きたのかわかりませんでした。
一緒にいた4号は端っこにいて、元気でした。
このくらいの大きさ(85グラムから90グラム)になると
ほぼ、親鳥と同じくらいの体重なのですが、
羽はまだ生えそろっておらず、飛ぶことはできません。
親は巣箱の中にいるには、狭いし、この時期は暑いため、
夜の間は巣箱の様子を見守りながら外にいます。
明け方にヒナがお腹が空いてジャージャー鳴きを始めると
巣箱に顔をつっこんで、餌を与えたりもします。
考えられるのはその時に、誤嚥?または喉を詰めてなどで
窒息してしまったのかも・・しれません。
なぜか・・というと、そのうには餌が入っていました。
そして、うつ伏せではなく、あおむけでした。
それと、もう暖かくはありませんでしたが、身体はまだ柔らかかったのです。
「助けてあげられなくて、ごめんね」・・
この言葉と涙しか出ませんでした。
親鳥もいつものように餌をあげていただけだと思います。
師匠にも伝えましたが、
ここまで大きくなって、上に乗っかられての圧死などはあり得ないし、
急に心臓が止まるなども聞いたことがない・・
もし、ウィルスや菌による病気なのだとしたら、
当然一緒にいた4号も感染、及び、親鳥も感染するでしょうし、
様子を見ても、まったく元気で、そういうわけでもない・・。
やはり餌をもらっている時の窒息かも・・
と言われました。
そして、
「こんなに大きくなってからの落鳥はキツイでしょう?」と
言われました。
まさにそうです。
もちろん、小さな生まれたてのヒナちゃんが
何らかの理由で落鳥することもありますし、けっこうなショックです。
生まれてくる前に卵の殻を割れずに力尽きる子もいます。
今回は助けることができましたが
可能性としては落鳥してしまうことの方が多いのです。
小さすぎて親の下敷きになって圧死してしまう子もいます。
頻繁に起こるというほどではないですが、
そういうことが起きても仕方がない場合もあるのです。
その中でも元気に強く生きる子が大きくなる、ということはわかります。
だから、1度に産む卵は3個から7個というお産になるのです。
しかし、今回はエメペアの卵の殻を割るお手伝いも上手くいき、
この子の親は今までも上手に育てていましたので
安心していました。
そしてここまで大きくなってからの事故が起きてしまいました。
師匠が言ったように、毎日のお掃除と体重測定や、テーブルの上でのお散歩など
コミュニケーションもたっぷり取って、愛情がどんどん湧いていますので、
特にショックも大きくなります。
まむきょんの場合、
ヒナちゃんは1人餌になったら、
有償で里親さんに引き取って頂くことを
前提に育ててはいますが、
愛情が無いわけではなく、しっかり健康に育てて
うちよりも、愛情を注いでくださる里親さんと幸せに過ごしてほしいと
思いながら、愛情を持って日々成長を願っています。
卵から孵って、家族である親鳥と共に一緒に育てて
可愛くて仕方ない気持ちなので、
落鳥してしまうと、
ペットロスになってしまいますね。
そんな時に、自分の気持ちを落ち着かせるために
このような本を読んでいます。
江原啓之さんの本には、この方が飼っているワンコのお話が載っていますが
ワンコもインコもどんな動物も、一緒に時間を共有し、
愛情を持って接していれば
ペット、家族 ですよね。
そして、
いつも思うのですが、
ペットが亡くなってしまう時、
何か、もっと大変なことが起こっていたかもしれないのを
この子が代わりになってくれた・・と思えて仕方ないのです。
短い間でも一緒に居てくれて本当にありがとう。
そして、またうちに帰っておいでね。
と見送りました。
次回、
落鳥した場合のその後の対処や、ペットロスについて
お伝えしたいと思っています。
楽しいばかりではないので、
いつかは書こうと思っていながら、
なかなか書けない内容なのですが、
きっと、そういうことが起こってしまってからだと、
みなさんも対処に戸惑うと思いますので、
頑張って書いてみます。