なんとなく言いたい!よもやま日記

自分を信じること 自分を大事にすること 自分の大事にしているものを守ること

最近、なんだか、とても嬉しいことがひとつありました。

コロナ自粛のため、1ヶ月半ほど職場の休業で自宅待機していた娘が
自分の子供の頃からの録画を見たいと言っていたので、
パパがDVDに落としていたものをたくさん出してやりました。

彼女はそれを昼間、家で1人でずっと見ていました。

 

娘が生まれてから
ビデオ撮影はほとんど私でした。
なので、私自身の姿はほとんど写っていません。

出産前に日本でビデオカメラを購入し、
生まれたらすぐ撮るつもりで用意していたものを、
前のダンナは
ニュージーランドで知り合った日本人夫婦に、生まれる直前に
なんと!貸してしまいました。
そちらも出産で自分の子を撮りたいと言っていたから・・です。

再三催促をしましたが、結局その若夫婦に私のメッセージは届かず
手元にビデオが戻ってきたのは
生後2ヶ月を過ぎた頃でした。

写真は生まれたときから撮りましたが
ビデオは一切無く・・

たった2ヶ月と思われるかもしれませんが
生まれてから2ヶ月なんて
どれだけ成長するか、どれだけ大切か・・。
一生に一度ですよ(いつでもそうですけど)

私だって、その時は夢中で覚えていないし
泣き声も動きも
記録に残したかったです・・

(その夫婦、面識が無かった人ですが
せめて、交代で1週間置きでも良かったはず)

今思い出しても腹が立ちます・・なぜ!!

このことを話したいわけではないのですが
実際、離婚劇のはじまりはここですね・・笑

それはさておき、

前のダンナも同居していましたが
仕事柄昼夜の生活が逆でしたので、
撮ってもらうこともあまり無かったし、
私が思うようにも撮ってもらえないので、
カメラもビデオも全て私が撮っていました。

娘のビデオ撮影について
ひとつだけ私がテーマにしていたことがあります。

『大人になった彼女が、
必ず、見たかったはずの自分を
彼女のファン(私)が撮影する』というものです。

ちょっとわかりづらいでしょうか・・笑

例えば、
かけっこを撮影するとします。
娘は小さいほうだったし走るのも早くないので
(ニュージーランド人の発育は早く大きい!笑)
どうしてもトップから離れてゴールになりますが、
正面から、彼女を待ち受けて、撮影するのです。

別にトップの子を撮らないのではありません。
みんな映っています。が、
ビデオの中では娘が主役なのです。
娘がゴールにいる私をめがけて走ってくる感じです。
私の目に映ったもの(演出)がそのままビデオに投影されるのです。

他の例です。
バレエの発表会、タップダンスの発表会、
バイオリン、ピアノの発表会。
全て、他の子たちも撮ります。(というか、映っています)
が、娘が中心に映っています。(^^)
娘が主役なのです。

私の目で見たままを撮るのです。
(ビデオカメラに私の目がついている・・という表現でいいのかな)

 

中学、高校時代は吹奏楽部に入って
トランペットを担当しました。

演奏の際、ソロで吹く部分はもちろん、
他の演奏でも、
彼女を中心に撮ります。

撮ったあと、家で観るときに、
パパが、もう少し長い時間、全体が見えるように
とか、「引き」で「固定」で撮ったほうがいいとか
散々言われましたが、
カメラ2台で撮るとかならいいですが、
一般家庭にビデオカメラ2台は無いので、
「そうだねえ」といいつつも、
「私の撮りかたに何も言わせない」オーラ全開でした。笑

 

もっと小さいころのビデオ録画の話に戻りますが、

だんだん反抗期に差し掛かって、
ビデオ撮影を嫌がる時期があります。

『Go away しゃしん!!』(ビデオなんですけどね)
と何回も言って、私を遠ざけ、映らないように
クッションで顔を隠したり、おもちゃの陰に隠れたりします。

私は終始無言で、でも、ビデオカメラは意地でも止めず、
ずーーーっと撮り続けました。
(笑いをこらえながら)

なぜか?

この録画を大人になって見ることがあったら

きっと嬉しいだろうと思ったのです。

ファンの私が見たいと思ったものを残したのです。

もし、このような録画がなかったら、

彼女はその時のことはすっかり忘れているでしょうし
最初からそんな出来事は無かったと思い込むでしょう。

自分が結婚して、子供ができて、
それを思い出すこともなく、
同じようなことが起きて、子供に拒否されたら
撮らないかもしれません。

でも、どんな子にもそんな時期はあるし、
そういう自分を大人になって自分の目で見ることが
できたら、何か、心に残ると思うのです。

 

このように、娘のビデオを撮り続けました。

 

吹奏楽部のときは、
オーディションでソロパートを勝ち取って
1万人の観客の前でトランペットを吹きました。

親としてもとても嬉しく誇らしく感じました。
一生の思い出の映像が撮れました(^^)

その他数々のコンサート、催し物、パレード
一生懸命彼女が主役のビデオを撮りました。

 

でも、その頃は
あの時の映像は2度と観たくないと言っていました。
(ソロに選ばれなかった先輩に意地悪されたとか・・)

 

高校時代が最後ですね。

その後は大学、社会人となり、
親が見に行くようなイベントもなくなり、
友人たちと携帯で動画を撮ったり
TIKTOKなどで遊んで

もうビデオを撮ることはほとんど無くなりました。

 

そして、今、時期が来たんです(^^)

 

最近、娘は高校時代の友人たちと会うたびに
その頃の(吹奏楽の)録画されたものをを引っ張り出し

何度も観ています。

別に1人だけを映しているわけではないので、
友人たちも一緒に観て違和感はないのかな?

「こんなにたくさんよく撮ってもらったね!

羨ましい。ママにありがとうって言っておいてね」

という言葉まで頂きました。(^^)

 

そして、今回の幼少期の録画も

 

娘が何気なく言ってくれた一言なのですが、
最近になって(娘が成長して)やっとわかったと
言ってくれました。

 

『ずーっと撮ってくれてありがとう』

 

自分を信じて良かったーって思えたんですよねー(^^)

 

 

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まむきょん
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