お迎えを決めてから、
実際にお迎えするまで、そして、お家の環境に慣れるまで
飼い主さんも、オカメも、
嬉しいけどとっても不安です。
ただただ一緒に居たい、癒されたい、などの
愛情だけでは済まない部分もあると思います。
どのようなことに気を付けて、
どのくらいの予備知識が必要で
お迎えをするべきか、のマインドも大切ですね。
幼鳥が弱いと言われる理由
ある動物病院のデータによると
死亡症例の大部分が1歳未満の幼鳥だと言われているオカメインコ。
そうかと思えば、25年も飼い主と一緒に暮らしているオカメもいます。
どんな鳥でも雛は弱いはず。
でも、オカメインコはその中でも弱いと言われています。
その大きな理由は、
環境の変化によるストレスを受けやすいところにあります。
多くの人が何も疑問に思わずにペットショップから
鳥さんを購入しますが、鳥さんにとっては飼い主さんちに行くまでに長い道のりを経ています。
まずは産まれた場所(ブリーダー)さんのところからペットショップ、
または問屋さんまでの輸送。
ここで初めて、知らない場所に持って来られた彼らは、
新しい環境に戸惑い、ストレスを受けます。
ペットショップにもよりますが、
オカメインコのように人気のある鳥の雛というのは、
ペットショップで過ごすのは数日~数週間ほどです。
新しい環境から受けたストレスが消えたか消えないかのうちに、
飼い主さんの元に行くことになります。
そこでまた、新たな環境に戸惑い、ストレスを受けるのです。
どの子をお迎えするのか
オカメインコを1人餌になる前から飼いたい場合、
ブリーダーさんから直接譲ってもらうのが一番なのですが、
住んでいる場所から遠かったり、
もちろん、ペットショップが近くにあってそちらの方が
行きやすかったり信頼できる店員さんがいたら
そちらでお迎えすることもあると思います。
その際、
雛は時間をかけて選びましょう。
元気にごはんを食べている雛と全然食べない雛、
どちらがより健康だと思いますか?
当然でしょうが、ごはんを食べている雛です。
タイミング良くごはんの時間にペットショップに行かれるとは限りませんので、
雛のごはんの食べ具合については、ペットショップの人に聞く場合が多いと思います。
でも、できたらごはんを食べるところを見せてもらった方がいいです。
回数はペットショップによると思いますが、
毎日、何回か雛に挿し餌を行うはずです。
何時頃行うか聞いて、食べ具合は自分の目で確認しましょう。
特に初めて雛から飼うという方は、
挿し餌のやり方も教わっておくといいので、是非見せてもらってくださいね。
オカメインコは環境の変化に弱い
鳥かごにあるおもちゃが無くなっただけでもストレスを受けると
言われるほど、オカメインコは環境の変化からストレスを受けます。
初めて家に迎えたときには、すでにペットショップ、
あなたの家と2回(場合によってはもっと多いこともあります)
環境が変わっているので、ストレスを受けている状態です。
体調も崩しやすくなっているのです。
特に、
オカメインコを迎えた最初の1週間は注意が必要です。
あなたの家に馴れ、落ち付くまでは次の点はチェックしておきましょう。
①体重は毎日測る。
②ごはんをちゃんと食べれられる(食べさせられる)。
③温度は適温か(暑過ぎたり寒過ぎたりしていないか)。
④下痢はしていないか(フンの具合を見る。)
そして、何か気になることがあったならば、
すぐに連絡を取れるよう、オカメインコを迎える前に動物病院は探しておきましょう。
あなたが早期に病気のサインに気がつくことができても、
診てもらえる動物病院を見つけていなければ、
病院を探しているあいだに病気が悪化してしまう可能性があります。
動物病院探しは大変な仕事ですが、大切な家族のために、迎える前に探すようにしましょう。
オカメインコと長く一緒に暮らすために
1日でも長く一緒に暮らせるように頑張りましょう!
鳥類は、免疫機能が私達人間と違うため、
身体のどこかの具合が悪くなったときに、
それが他の機能にも影響してしまい、
簡単に具合が良くならないのだそうです。
そのために、1度体調を崩してしまうと長引いてしまい、
また、飼い主が気が付かないでいると
身体のいろいろな機能の具合が悪くなってしまうので、
「弱い」というイメージがあるのだそうです。
そして「簡単」ではありませんが、注意すべきポイントを理解すれば、
長いお付き合いができるオカメと巡り合えると思うのです。
まとめ
お迎えのオカメインコのことを知り、
彼らにとって快適な環境を作り、
病気のサインは早めに読み取る。
ペットを飼う人なら当たり前の
ことなのですが、
この当たり前のことをしっかりと行うことで、
オカメちゃんは私達の家族でいてくれます。
オカメインコが環境の変化によるストレスを受けやすいことを理解し、
雛のケアを十分に行えば、あなたも20年以上オカメちゃんの生涯と
共に暮らせるようになるかもしれません。