オカメインコの温度管理
オカメインコの繁殖の時期は
春、秋の2回と言われています。
が、家の中でエアコンの温度設定で快適に過ごせる今は
年中と言ってもいいかもしれません。
でも過度に発情させるような環境でない限りは
そこまで心配する必要は無いと思います。
ヒナ以外は、保温も必要ありませんので、
冬でも家の中でマイナスにならない地方ならば
保温はできるだけしなくてもOKです。
人間が活動している時間帯の暖房を
普段どおりしていれば問題ないです。
なぜか?
本当に体調が悪いときに保温をしても効かないからです。
ちなみに、尊敬するブリーダーさんちは
外で巨大ケージでオカメたちをたくさん飼っています。
卵を産み育てる時とヒナたちを巣あげして保管している部屋のみ
保温していますがその他は、大雨だろうが雪が降ろうが
みんな、外で元気に暮らしています。
巣箱を取り付けよう!
春が近くなってくると、♂♀のカップルでケージに入れておくと交尾を始めます。
最初に見かけた時点で、巣箱を取り付けます。
大体最初の交尾から10日ほどで卵を産み始めます。
卵は1日おきに4個から7個くらいまで産みます。
初めての産卵の場合は、きっちりと1日おきではない場合もあります。
最初の卵を産む前に巣箱を取り付けてあげましょう。
全く気づかずに卵をフン切り網の上に産み落としてしまうと
かわいそうです。
たまに、ご主人様に恋をして無精卵を産んでしまう場合も
あります・・。
巣箱は一から自分で作るというのもいいですが、
3000円前後でこの↓写真のようなものが売られています。
ペットショップにもありますが、アマゾンなどでも
購入できます。
巣箱はケージの外側に
巣箱をケージの中に取り付けるよう、書かれている
情報もありますが、ケージ内が狭くなり、
特有のオカメパニックなどで飛び回ったりすると
怪我をする可能性が高いので
外側に取り付けることをお勧めします。
写真の巣箱は市販の縦型のものですが、この形は
下部分の卵やヒナを人間がチェックしたり
掃除などができるように開閉できる扉がついています。
ですが、出入り口と下の扉が同じ方面についていると、
親鳥がケージの中から巣箱への行き来ができませんので、
この丸い穴の部分を同じような板で木工用接着剤を使って
塞いでください。
そして、サイドの同じ高さの部分に新たに同じような穴を
糸ノコなどで開けます。
ケージの中の止まり木の高いほうの高さに合わせて
穴から巣箱に入れるように
ニッパーなどで、ケージの柵の部分を切ります。
引っかかって怪我をすることのないように
ある程度穴より大きめに切ってください。
巣箱を穴の高さに合わせてフックを取り付け、引っ掛ければセット完了です。
おっと、その前に(^^)
巣箱の中にマット、ウッドチップを敷く
卵を温める場所にマットを敷いてあげるのですが、
まず、広葉樹のチップを下に敷き詰めます。
すり鉢のように四隅が高くなるように敷きます。
卵が転がって隅に行ってしまうと
温められないからです。
真ん中に集まるように、なだらかに整えたら
上から、椰子の実マット、またはぶ厚めのフェルトを
敷き、上から広葉樹のチップを再び敷きます。
これで完成です。
あとはオカメたち自身が使いやすいように
齧ったり、踊り場から光が入るように削ったりなど
カスタマイズしていきます。(^^)
ニッパーで切った部分は繁殖が終わって巣箱を取り外すときには
もち焼き網などを外から貼り、結束バンドで四隅を
パチッと留めてしまえばほとんど気になりません。
次回の繁殖の時期にはそこをまた取り外して使えます。
取り付け時期
最初の交尾から、10日ほどで1個目の卵を産みますので、
見かけたらなるべく早めに取り付けましょう。
巣箱を見ると繁殖モードになると言われています。
ヒナを育てて、巣上げをしたら、すぐに取り外しましょう。