『悪いものがみつかりました・・』
『悪いものがみつかりました・・・がんです・・』
って言うんだ・・。という感じでした。
なんだか他人事だよね・・お医者さんにしてみれば・・
が、その後の展開があわただしくて
①あの長くて大きな注射器で取った首のリンパの細胞に
がんが見つかったということ。
②リンパの中にがんが見つかったということは、どこかから
転移したということ。
③転移したリンパ節を切除し取り出すことも重要だが、
もともとの「原発」をさがしてやっつけないと
またどこかに転移する可能性があること。
④まず、今腫れているリンパ節の除去手術をしましょう。
なかなか手術の予定がたくさんですが、たまたま2週間後に
空きが出ました。その日を抑えておきます。
それまでに来週診察がありますので、『原発』を
さがす検査をしましょう。
ちなみに、私より、経験の多い先生がいます。
以前はがんセンターで勤務されていて同じ術例の経験が
名古屋でも一番多いベテランです。
担当はその先生です。
⑤もし、2週間後の手術をのがすと、次は3ヶ月先くらいまで
空きがありません。
それまで待つとなると腫れがさらに大きくなる可能性があるので
抗がん剤治療が先になります。抗がん剤で小さくしてから
切除したほうが負担は少なくなります。
⑥また、手術を先にして、浸潤(しんじゅん:
がん細胞が組織から漏れ出すこと)が
無ければ、手術後に抗がん剤や放射線の治療をせず、終了ということも
ありえます。
以上のことを一度ご家族と話し合って、方針を決めてください。
その日は
娘が留学から1年ぶりに帰国する2週間ほど前。
手術の予定日はその帰国して2日後の予定でした。
娘はアラスカ大学の授業を終え、既にホリデーで
アメリカ人の友人たちと旅行をしている最中。
余計な心配をさせないように、楽しい思い出を作って
帰国して欲しかったのでぎりぎりまで言わないようにして
おくつもりでした。
方針を決めなければ・・って・・
そりゃ、当然、手術するでしょ?
だって、他に漏れ出してなければその後の化学療法とか
しなくてもいいかもしれないんだよ。
小さくしてからすることになっても、
その前に抗がん剤治療しなきゃいけないんでしょ?
どっちにしても会社を長期休むことになるわけだし、
なんだか、心配事を抱えて後回しにして
抗がん剤って、知っているかぎり、
あれ、苦しそう・・・髪の毛も抜けちゃうし・・
怖いよ・・。
手術しない方法なんてある?考えられないんだけど・・
↑私の意見です。これ以外ないって思ったし。
その間にも、首の腫れはどんどんひどくなっていて、
他の神経を圧迫し始めていました。
偏頭痛なんてしたことないのに、頭が痛いと言いはじめてました。
セカンドオピニオンにして欲しくない人
パパは(私も時々)
10年くらい前から、
よく通っている整体院がありました。
首の腫れが始まってからも、そこに行っていたパパは
その先生に相談しました。
一般的にみると、その先生は
THE へんくつ です。
怖いし、言うとおりにしないと怒られる。
言ってることは間違っていませんが、
なかなか覚えられないとできないことが
多いです。
でも、パパとはけっこう気が合うらしく
ずっとお世話なってました。
私はしょっちゅう怒られてました。
口悪いけど整体師としては
いい先生であることはわかります。
でも、西洋医学を信用していないし
敵視する言い方する人だし・・
意見して欲しくないって
私は思っていました。
だから↓
でもね、通っていても腫れは引かないよ
むしろ大きくなってるし、何も効果ないよ!!
だって、がんだよ。先生の専門外じゃないの。
↑私の心の声です。
少し長くなってきました。
パパのがん闘病記 その5 へ続く