パパのガン闘病記

パパのがん闘病記 その10

IMRT(強度変調放射線治療)

これは

正常組織の被ばく線量を減らし、がんに集中的に放射線を当てる

というものです。

こちらをご参照ください
パパの治療に該当します。

 

この治療ができるのが、愛知県では がんセンターだけだったので、
紹介状を書いてもらい、
2回目の抗がん剤との併用治療で入院となりました。

前回までの名古屋日赤第一病院は車で10分ほどの距離。

がんセンターは高速で30分、プラス
普通道で15分くらいの場所です。

でも、それくらい離れていても治療ができる場所が
あってよかった。という感じです。

がんセンターでの治療

当時改装工事が始まる直前で
なんとなーく
照明も蛍光灯のようで、ぼやっと白っぽくて
病室も暗い感じがしました。
(たぶん、今はきれいに完成しているはず)

頭部の大きさに合わせたマスクを作ってもらい
(オーダーメイドのお面、
先ほどのホームページにも写真が載っています。)

CTなどのようなドーム型の筒の中に
体を入れるようなものに入って
放射線を当てます。

痛みも特になく、10分ほどの間
ドームの中にじっとしています。

熱いわけでもないですが、
目は閉じてと言われます。

が、これが、相当恐怖の時間なのだそうです・・

やった人にしかわからないものなのでしょうね。

パパいわく、何かの匂いが感じられるらしい。

昔、フィルムを現像するときに感じたような
転写液?のような匂い・・?

マスクをして、目を閉じて固定されて
放射線を当てられる。。
想像するとやっぱり嫌ですよね。

ワンクール10日ほどだったと思いますが、
抗がん剤の投与をして、入院している間は
病室から地下の放射線科へ出向き、
10分ほどで照射を受け、
部屋へ戻ります。

衝撃の親子げんか勃発:あたりめ事件!!

ある日のことです。
大学が休みの日に一緒に病院に行った娘、
寝坊して朝ごはんを食べそびれ1階のカフェテリアの
コンビニに寄り、買ってきて病室で
なんと、サンドイッチのほかに
あたりめを開けて食べ始めました・・

なぜ置いてあったのでしょう・・?
更になぜ、病室で・・?

がんセンターでは、抗がん剤の治療中の
患者さんも多いため(ほぼ)
副作用で、普段気にならない
食べ物の匂いに敏感な人が
多いために、例えば、にんにくの入った
チキンのから揚げなどはコンビニにも
置いていなかったりします。
張り紙もあって、患者さんの迷惑にならないように
「食べ物はカフェテリアのテーブルで食べましょう」
なども。

ひどいつわりと似ている?抗がん剤の副作用

ただでさえ、放射線治療と抗がん剤治療で
気分が悪く、匂いにも敏感になり、
ひどくなると吐き気で食事もできないし
無愛想になっていたパパ、
娘の前で爆発・・・

私も治療に同行していたので、
どうすることもできず。

窓を開けて換気し、早々に引き上げましたが
車の中で娘が泣いていました。(笑)
個人的にはパパの味方ではあったけど、
ちょっと可哀想でした・・

私自身は抗がん剤の経験はないけど
様子を見ていて、
「つわり」のかなりひどい感じ?のようです。

吐き気もそうですが、
食欲もなくなり、
特に匂いに敏感になります。

私のつわりの場合、
洗濯用洗剤のあるメーカーのもの、だけでしたが、
その洗剤を使った服を着ている人が
近くを通っただけでも気分が悪くなりました。

今は思い出話ですが
やはり患者さんの気持ちを傷つけるのは
いけませんね・・。
親子であっても・・

いつの間にか「その10」まで書いてしまいました。

一旦休憩入れます。(笑)

おまとめ記事(中間報告)

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まむきょん
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